クロアチアの暗号通貨採用に関してスロベニアが後押し
Elipayは、自国のスロベニアで暗号通貨の採用を進めている。
一方クロアチアは、近い将来に暗号通貨の採用が拡大する国として注目されている。
同社はAndroidとiOSの両方で利用可能なモバイルウォレットアプリを持っており、これを使うとユーザーは暗号通貨を使って支払うことができる。
アプリが使用できるコインは、Bitcoin(BTC)、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum(ETH)、そして会社自体がリリースしたELIと呼ばれるコインである。
300ヵ所
彼らの顧客は、これら4種の暗号通貨で多種多様な商品の代金を支払うことができる。
スロベニア全国の300以上の小売店がすでに暗号通貨を受け入れており、それらの多くはBitcoin Cityである。
Dejan Roljic氏は、Elipayを運営する会社であるEligmaのCEOである。
彼はBitcoin Cityについて多くのことを語っている。
Bitcoin Cityが中央ヨーロッパの最も大きいショッピングエリアの1つへ暗号通貨支払いへの容易なアクセスを与えた結果であると言う。
Bitcoin Cityも重要な物流拠点であるため、Bitcoin Cityにもたらされたイノベーションは他の分野にも影響を及ぼす可能性がある。
Roljic氏を興奮させるのは、利害関係者の数が絶えず増えているということだ。
エンドユーザーに開放された多種多様なサービスと製品カテゴリーを持っていると言う。
食べ物、飲み物、スポーツ、そしてレジャーがある。
電化製品、自動車製品、子供やペットのための玩具、家庭用品もある。
さらにIntaxiがこのプログラムに参加し、現在では市内や市外各地のタクシーに暗号通貨で支払うことができる。
彼は多くの人々がすべてのものの代金を支払うために、暗号通貨を使用することができるようなると誇りに思っている。
それは一面であり、普及のもう一つのカギは規制である。
この度スロベニア銀行がデビットカードとクレジットカードでElipayに追加するユーロを承認した。
クロアチアへの拡大
Eligmaはまず近隣のクロアチアに拡大したいと考えている。
同様の文化、同様の言語、および安定した経済は、拡大の負担を軽減できるだろう。
同社はElipayをクロアチアで合法的に運営することができると4月1日に発表した。
現在、同社はローカライズを開始し、地元のERPプロバイダーと接触し、1ヶ月以内に統合の第一段階を始める予定である。
Roljic氏は同社が年末までにElipayを200か所に採用できると楽観的だ。
クロアチアとスロベニアのElipayが使える場所が500か所以上になると、南東ヨーロッパが暗号通貨の世界で優秀なプレーヤーになりえるとRoljic氏は言う。
米国やアジアで大規模な決済機関が抱えている数字とは異なるかもしれないが、バルカン半島の人々が暗号通貨を自分たちの生活の一部にする準備ができていることを示している。
業界の多くのベテランによると、他の国での暗号通貨の採用を本格的に推進させるためには、一般人が定期的に暗号通貨を取引している国をもっと多くしなければならない。
[引用 inside bitcoins]