ロバート・キヨサキ 金融市場暴落に言及

ロバート・キヨサキ氏は6日、news.com.auのインタビューに答えた。

金融市場は「史上最大の暴落」に向かっている可能性があると発言した。

世界的なベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として有名なキヨサキ氏は、

ビットコインや仮想通貨の支持者としても知られていて、

過去には仮想通貨がドルに取って代わるだろうと予言していた。

キヨサキ氏は、とりわけ米国連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和が

バブルを作っていると指摘し、次のように述べた。

「2000年の暴落はドット・コム・バブルと呼ばれていてITバブルがはじけた。

2008年はサブプライムローンに端を発した住宅市場の暴落だった。

次の暴落は、過去に類を見ないほど大規模なものになる。

いつになるかは分からないが、前触れは出ている」

現在、最新の著書「Fake」を執筆中であるキヨサキ氏は、

最近はいたるところにフェイクマネーが存在すると解説。

1971年に米国のニクソン大統領がドルと金との兌換を停止したことで、

米ドルもフェイクマネーになった警告した。

「問題は、米ドルが目に見えない存在になったことだ。

だから好きなだけ印刷されてしまう。

一般人がするべきことは、オーストラリアの金やパースミントから銀を買うことだ。

米ドルが下がれば、金が上がるだろう」

キヨサキ氏は4月、近い将来に仮想通貨が法定通貨に取って代わると主張。

世の中には3つのタイプのお金があり1つ目は「法定通貨である政府のお金」、

2つ目は金や銀など「神のお金」、そして3つ目は仮想通貨など「人々のお金」

と解説した上で、金や銀、仮想通貨がドルに取って代わるだろうと話していた。

 

それとは別に、より多くのお金を稼ぐためには「何らかの教育が必要だ」と彼は言った。

キヨサキ氏は、金融教育の強化を主張していた「金持ち父さん貧乏父さん」を書いて以来、

この20年間の金融教育はあまり変わっていないと述べた。

「学校ではまだ金融教育を教えていない。彼らは経済学を教えていますが、

それ以上のことを教えているわけではない。金持ち父さん貧乏父さんは、

金持ちが子供たちにお金について教えるもので、

学校に通ってお金を節約するというものではない。」

キヨサキ氏は、今では数多くの学校で教えていて、

「衝撃的で失望している」と語った。

さらに

「生徒は教師からしか学ぶことができず、教師は金融についてあまり知らない。」

「彼らは学校の外の世界の現実に触れていない。私の懸念は、

外の世界に出る準備がされていないため、

現在失業している若者の数が非常に多いことだ。」

と語った。

[引用 コインテレグラフ news.com.au