ノーザン・トラスト参入
世界最大規模の金融グループ、Northern Trust(ノーザン・トラスト)が、
仮想通貨市場に新たに大手金融機関が参入する事になった。
ノーザン・トラストは米国・シカゴに本社を構えている
世界最大規模の金融グループである。
同グループの拠点は世界中の84地域に点在しており、
保管・管理している資産の額は約10.7兆ドル(約1,180兆円)にものなる。
1889年に設立されたノーザン・トラストは、129年の歴史があり、
機関投資家や世界でも特に多くの資産を
保有している富裕層の人々を顧客として抱えている。
ノーザン・トラストは仮想通貨ヘッジファンドに対し
サービスを提供しながらも、自社業務にブロックチェーン技術を統合するとされている。
この他にも、同社が以前から主要な3つの仮想通貨ヘッジファンドとも提携し、
仮想通貨投資をポートフォリオに追加していたことも明らかになっている。
それらの投資商品に興味を持っているヘッジファンドや機関投資家に対し、
マネーロンダリング防止に関するアドバイスや、
投資価値の割り当て、カストディ(資産の保管・管理)
の認証といった資産管理サービスを提供すると説明。
ノーザン・トラストに11年間勤めていてCEOである
Pete Cherecwich氏は、
「米国政府へブロックチェーン技術に慎重な
姿勢で取り組んではいるものの、法定仮想通貨が発行される事も
視野に入れて準備を始めている」
とフォーブスの独占インタビューに語っている。
同社では昨年からHyperledger Fabricの企業向けブロックチェーンに
複数の改良を加えており、いくつかの新機能を追加し、
新たな専門チームによってさらなる開発も進めている。
[引用 Forbes]