イラン国家主導暗号通貨発行案
イランが国家主導で発行する暗号通貨は、開発の最終段階に達している。
このプロジェクトの草案は、政府の公式声明を引用して、
ハッサン・ルハニ大統領の命令で準備されたと
25日にイランのニュースメディアFinancial Tribuneが報告した。
イランのサイバースペース最高会議の副長サイード・マジディウン氏は
イランの報道機関であるIBENAに、プロジェクトの草案が準備されており、
すぐに正式に発表されると伝えた。
またマジディウン氏は、国家の暗号通貨を導入する考えは、
最近の評議会の会議で積極的に追求されていると付け加えた。
先月明らかになったイランの国家主導の暗号通貨発行の決断は、
米国が主導した最近の経済制裁への対応と、
世界中どこでも金銭の移転を容易にできることによるものだ。
ドナルド・トランプ米国大統領は5月、
イランとの2015年の原子力協定を解除し、
米国がイランに対する経済制裁を復活させると同時に、
イランの米ドルへのアクセスを止めると発表した。
現時点でイランの中央銀行は、
マネーロンダリングの懸念から暗号通貨取引を禁止している。