開始 | 2015年 7月30日 |
作成者 | ヴィタリック・ブテリン |
主な使い方 | スマートコントラクト |
発行量 | 約9900万ETH |
発行の上限 | 未定 |
通貨単位 | ETH |
時価総額 | 7.5兆円(2018年5月) |
イーサリアムの主な2つの特徴
①契約(スマートコントラクト)
契約とは英語で「コントラクト」と言い、スマートコントラクトとは「賢い契約」のことです。
イーサリアムでは契約書を文書ではなく「プログラミング」で行います。
つまり、契約書がイーサリアム上だとプログラミングのコード(命令文)になります。
このコード(契約書)はブロックチェーン内に保存され、世界中で共有されるため改ざんも消失もありません。
そのため、契約書だけでなくあらゆる書類、免許証や保険証、証券などにも使用可能です。
また、イーサリアムには「契約の自動執行」という機能も備わっており、
契約から契約内容の実行まで自動で行ってくれるので、
スマートコントラクト「賢い契約」と呼ばれています。
② プラットフォーム(分散型アプリケーション)
イーサリアム上では「分散型アプリケーション」が起動し続けます。
分散型アプリケーションとは、ちょうど スマートフォン の「アプリ」のようなもので、スマートフォン がイーサリアムなら、
スマートフォンの アプリが分散型アプリケーションです。
今現在、スマートフォン アプリでできることを、より複雑化し、より高度に自動で行ってくれます。
このイーサリアムの分散型アケーションが生活の中に取り入れられると全てが自動化されてきます。
またイーサリアムは、身分証明書や契約書、財布や銀行口座、ビジネスや生活を向上させるアプリなど多種多様なことに使用可能です。
ERC20
ERC20の技術的な側面はひとまず置いておいて、なぜICOで発行されるトークンにイーサリアムトークンのERC20が多く使われているのか、ということです。
仮想通貨もそうですがトークンはデジタル通貨なので手に取れるものではありません。そうなるとICOに参加してくれた投資家へ新たなコイン(トークン)を配る際にはそのトークンを保管しておくウォレットが必要になります。
仮想通貨、トークンと一口に言ってもその技術は様々で、プログラミング言語なども異なります。したがって基本的には仮想通貨、トークンそれぞれに対し異なる仕様のウォレットが必要になります。
ビットコインとイーサリアムでウォレットが異なるものを使用しなければならないのもこの為です。
しかし、ERC20という規格のトークンを利用する事でウォレットは1種類で様々なトークンを保管する事ができるようになります。例えばMyEtherWalletではERC20がサポートされているので多くのICOで発行されたERC20で作られたトークンを保管する事ができます。