暗号通貨取引業者は先物の新規制に抗議 インドネシア
インドネシアの暗号通貨トレーダーは、トレーダー
に最低限の資金を必要とさせる政府の先物取引に関
する新しい規制が、これから成長する市場の発展を
妨げるだろうと訴えている。
支払い手段としての暗号通貨の使用は、インドネシ
アの中央銀行によって禁止されているが、ブロッ
クチェーン担保資産の取引は許可されている。
昨年10月以来、ジャカルタでは、顧客を暗号通貨
の価格変動から保護するためのヘッジツールと
して、暗号通貨の先物取引を認めている。
しかしトレーダーによると、これまで暗号通貨の
先物取引は行われていないという。
貿易を促進し顧客を保護するために、Bappebtiと
して知られる商品先物取引規制機関は先週、暗号
資産の先物取引するための最低払込資本金として
1兆ルピア(71,1700万ドル)を設定する規制を
出した。
大手デジタルアセットトレーダーIndodaxのCEO、
Oscar Darmawan氏は、「非常に大きい」最低資
本金水準は、地方銀行の開設要件を上回っており、
他の先物ブローカーに対する25億ルピアの最低払
込資本金をはるかに上回ると述べた。商品規制は、
部門を支援し、経済を助け、人々を保護するため
に必要である、とダルマワン氏は述べた。
商社のTokocryptoの最高執行責任者(CEO)で
あるTeguh Kurniawan Harmandaは、規制の解
除前にBappebtiが開催した業界協議に出てこな
かったため、資本要件は驚きだったと述べた。
Bappebti当局者はロイターからのコメント要請
にすぐには応じなかった。
新しい規制では、トレーダーはクライアントサ
ポート部門を持ち、少なくとも1人の認定セキュ
リティ担当者を雇用し、少なくとも5年間トラン
ザクションデータを保管し、そして国内にサー
バーを持つことを要求している。
インドネシアの暗号通貨市場の規模に関する
データはありませんが、業界の人々は投資家の
数が同国の主要な株式市場の数とほぼ一致して
いると考えている。
顧客を守る意味での規制は良いと思うが、市場
の成長を妨げるほどの過剰な規制はいかがな
ものか。
[引用 ロイター]