暗号通貨取引参入 増加傾向
トムソンロイターの調査によると、金融会社の暗号通貨取引は2018年に増加する可能性があることが明らかになった。
この調査は企業の400人のクライアントに対して行われ、20%は3〜12ヶ月間のうちに暗号通貨取引を検討している。
この予測に加えて、最近ゴールドマンサックスは、暗号通貨取引部署を立ち上げた。
ヨーロッパやアジアの小規模な銀行、資産運用会社、中規模の金融会社なども、
暗号通貨市場に顧客の資金を投入し始めている。
しかし、信頼できる情報供給源がないことは、機関投資家や金融企業にとって大きな課題となっている。
Crypto Investor とCrypto Finance Groupの役員、Marc Berneggerによると、
投資家は暗号通貨市場を評価する際に信頼できる情報源を必要としている。
「既存の暗号通貨の取引データに依拠するだけでは不十分だ」
とBernegger氏は語った。
トレード・プロフェッショナルに暗号通貨市場の完全な見方を提供するために、トムソンロイターは、
グローバルな暗号通貨市場のデータ・アグリゲータであるCryptoCompareとの戦略的提携を結んでいる。
CryptoCompareは、トムソンロイターがトップ100の暗号通貨の取引動向を追跡するためのセンチメントデータを
使用するほか、さまざまな信用取引機関から調達された50の暗号通貨の取引データを
トムソンロイターの金融デスクトッププラットフォームEikonに統合する予定である。
これにより、暗号通貨市場全体に対する信頼性の高い動向がユーザーに提供され、
高い確率で価格変動を予測することができる。
「暗号通貨市場が成熟するにつれて、投資判断の基礎として信頼できる包括的でリアルタイムかつグローバルな市場データのための機関投資家コミュニティからの急速な需要が見られる」
と、CryptoCompareのCEOで創業者であるCharles Hayterは述べている。
Eikonユーザーは、積極的に取引するコインのリアルタイムデータを表示する機能を使え、
売買の機会に役立つ。EikonのCryptoCompareデータは、
トムソンロイターのElektron製品のデータフィードにも表示され、
ユーザーはナスダックの株価を示す同じフィードに沿って、暗号通貨価格を見ることができる。
これにより、投資家のデジタル資産ポートフォリオを拡大し、暗号通貨市場における
収益性の高い投資決定に役立つ。