仮想通貨市場は今年の下落相場により、

6000億ドル（約68兆円）以上の

資金が消し飛んだとされる。その一方で、

米国最大の仮想通貨取引所「コインベース」

を運営する人物の資産額が10億ドルを超え、

ビリオネアの仲間入りを果たしていたことがわかった。

その人物とは、仮想通貨取引所「コインベース」

の共同創業者で、CEOのブライアン・アームストロングだ。

コインベースは10月末に実施した資金調達ラウンドで、

新たに3億ドルを調達したが、

その際の企業価値は80億ドルとされた。

フォーブスはアームストロングの

現在の資産額を13億ドル（約1480億円）と推定する。

今年1月時点での、彼の資産額は約10億ドルと算定されていた。

現在35歳のアームストロングは2012年に

コインベースを共同創業したパイオニアである。

これまでコインベースは、米国最大の仮想通貨取引所としての

ポジションを固め、驚くべき売上をあげてきた。

ユーザー数2000万人以上を誇る同社の利益率はかなり高く、

今年の売上は13億ドルを突破する見通しである。

 

昨年8月に実施した調達ラウンドで、

コインベースの企業価値は16億ドルとされていた。

昨年の仮想通貨ブームの中心にいたのがコインベースだった。

同社の株式がセカンダリーマーケットで売買される場合、

企業価値は45億ドルとされていた。

コインベースの売上の大半は取引手数料であるため、

仮想通貨の価格が急落しても被害を受けない。

ただし、同社も今後の仮想通貨市場の価格動向は

業績とは無縁ではない。

今回調達した3億ドルでコインベースは

市場をグローバルに拡大し、

法定通貨と仮想通貨の間の溝を埋めていこうとしている。

また、取り扱う仮想通貨の種類も増やしていく。

［引用　フォーブス］