サークル 銀行業免許取得へ
米仮想通貨関連大手のサークルが、米証券取引委員会(SEC)への登録と銀行業の免許取得に
向けて協議を進めている。
同社には、米金融大手ゴールドマン・サックスや中国インターネット検索最大手、
百度(バイドゥ)などが出資する。
サークルの提供しているサービス
・サークル・ペイ モバイル決済アプリや個人投資家向けの仮想通貨取引アプリ
・サークル インベストマーケットメイクによって仮想通貨の流動性を提供するサービス
・サークル・トレード 仮想通貨取引所「ポロニエックス」の運営
米証券取引委員会(SEC)への登録が実現すれば、
SECが証券だと見なすICOによって配布されたトークンの取り扱いが可能となる。
また、事業展開にあたって、同国の50の州それぞれとの協議が不要になると説明している。
銀行業の免許取得に向けては、米通貨監督庁(OCC)と協議を開始した段階であり、
免許取得によって金融機関への依存度を減らし、
金融システムへの直接的関与を増やすことで事業の効率化とコスト削減を狙う。
SECの委員長は多くのICOが証券取引法違反にあたるとの見方をしており、
規制強化への懸念が高まるなか、サークルに続く動きとしてSECへの
登録を目指す企業が増えるだろう。
仮想通貨取引所大手コインベースも7日、
SECへの登録に向けて順調に準備を進めていることをブログで発表した。
[6月6日 ブルームバーグ]